不動産業界に入った理由

2020年07月21日


今回は何の得もないお話です。

火曜・水曜日がお休みで、だいたい水曜日の昼~夜にかけて次の1週間分のワイシャツのアイロンがけを行います。

アイロンがけが苦手だからか、5枚でだいたい40分くらいかかります。

そのときにふと、「なんで不動産業界に入ったんだっけ」と思い出し、ブログにしてみようと思いました。


最初に不動産業界に触れたのは、2007年の2月のことでした。

大学進学にあたって、1人暮らしをするための部屋探しに母親と、大学の最寄り駅の不動産会社に入りました。

初めて行く土地、接客なんて無縁の人生(アルバイトは工場やキッチン調理等をしていた)を歩んでいた自分にとっては、"何かを契約しにいく行為"が携帯電話以外で初めてで、少し怖い感覚でした。

また、部屋探し自体もしたことがなかったので、何を基準に何を希望して良いのかもわかっていませんでした。


駅の出口正面にあったその不動産会社に入り、接客してくれたのは20代半ばの小柄な女性の方でした。

賃料が~○万円まで

・駅からどの程度の距離

・バストイレ別がいいのかどうか

聞き取りしてもらったことを覚えているのはその程度でしたが、人見知りで表情がかたかった自分に対して、時折笑顔で話しかけていただき、とても良い接客をしていただいたのを覚えています。

5~10件の物件資料を出していただき、内覧は3件、自分でめぼしをつけていた部屋で契約したことを覚えています。


契約して1か月後に入居を開始して、約1年後にその方から手紙が届きました。

「やっと宅地建物取引主任者(当時の名称)の試験に合格しました!」という内容でした。

たった1日接客してもらっただけで、手紙まで送ってくれるのはすごいなぁと少し感動しておりました。


その後の大学生活では、自衛隊あがりで不動産鑑定士・宅地建物取引士の資格をもつ教授がいて、

「宅建はとっておいたら食いっぱぐれはないから、学生時代に頑張ってとってみて」と言われ受けてみたり、卒業論文を"敷金"についてについて考察してみたり。


今思えば「宅建」という資格の名称に触れることが多かった学生時代だったと思います。

最終的には就職活動の際にやりたいことが特になかったので、

「衣食住に関わることだから重宝されそう」

「みんなとは違うことをしてみよう」・・・周りは銀行等、違う業態を選んでいたため

「あのお姉さんは仕事楽しそうだったな」

「将来宅建が活かせるな」

と安易に不動産業界を目指したわけです。


2011年4月に入社してから、2020年で10年目となりました。

安易な理由で不動産業界に入社したことについて、「後悔しているか?」と問われたら、後悔はしていません。

私が携わっているのは不動産"仲介業"になるので、建設やリフォーム、分譲マンションの管理会社とはまた異なる世界です。


仲介業については、よく「個人商店」と言われます。

チームで成績を上げるという目標ではなく、ほとんどの会社が個人の売上で給与面が決まります。

周りにあわせて動くのが苦手な私にとっては、ある意味天職だったのかもしれません。

嬉しいことも、嫌なこともたくさんあり、何度も会社を辞めたいと思った10年間でしたが、不動産業界に入ったことについて後悔したことは1度もありませんでした。

結果として、やってみないと分からないわけです。


就職活動当時に戻るとするならば、志望動機や希望業界なんて、もう少し簡単に考えればいいと言いたいと思います。

必死に考えた「御社へ入社する志望動機はー」等については、仕事に対する熱意をみられているのだと思います。

まともにそれだけで自社に入社したい理由としてみている面接官はいないと思います。

会社概要等を見ただけでは、何をやっているかなんてわからないのですから。

・どれだけきちんと調べてきているか

・仕事に対してどう思っているのか

・会社に合う性格をしているのか

ドライに言えば権利(待遇)と義務(職務)の関係で、義務の履行ができるかどうかだと思います。


以上、単なる思い出しブログでした。

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